ヨーロッパブナ

ヨーロッパブナ

学名:Fagus sylvatica

総記

ヨーロッパブナはヨーロッパ西部の高度1500m、
北緯60°の地域まで生息します。高さ35m、直径40-90cmになります。

木の特徴

色はクリームホワイトから薄ピンクで、乾燥温度が高いほど、あるいは蒸気に晒されることで、赤みがかっていきます。心材と辺材の見た目に差はありません。心材部分に赤みがかった部分ができる場合があります。きめ(texture)は細かいです。
ヨーロッパブナは散孔材ですが、年輪や木目がはっきり表れます。木材は非常に硬く重いです。強度は非常に良いです。加工が比較的行いやすく、接着剤による接合や釘打ち・ネジ打ちも行いやすいですが、あらかじめ穴を開ける必要があります。
ヨーロッパブナは曲げやすく、その性質を利用した家具に最適です。

主要用途

ヨーロッパブナはヨーロッパの最も重要な硬木の一つです。
家具やフローリング、階段、曲げやすい性質を利用した家具などに使われます。

物理的特性
密度(含水率12%の場合): 712 kg⁄m3
繊維方向全収縮率: 0.3 %
半径方向全収縮率: 5.8 %
接線方向全収縮率: 11.8 %
平衡含水率
(20°C/相対湿度37%の場合):
7.3 %
平衡含水率
(20°C/相対湿度83%の場合):
15.7 %
機械的性質
曲げ弾性率: 16000 N⁄mm2
曲げ破壊係数: 123 N⁄mm2
引張強度: 135 N⁄mm2
圧縮強度: 62 N⁄mm2
繊維垂直方向のブリネル硬さ: 34 N⁄mm2
ジャンカ硬さ: 6.7 kN
釘引抜力: 18 N⁄mm2
耐久性と防腐剤等処理の行い易さ(ヨーロッパ耐腐性能規格EN 350-2に基づく)
菌類: Class 5
(非常に僅かな耐腐性能)
乾材害虫: 侵食されやすい
シロアリ: Class S
(侵食されやすい)
防腐剤等処理の行い易さ: 1(透水性が高い)

耐久性は成木の心材に基づいています。辺材は菌類・
害虫への耐久性が無いものと考えます。