ベイマツ

Douglas Fir

学名: Pseudotsuga menziesii
他の名称:オレゴンパイン

総記

ベイマツは元々アメリカ北西部に生息していた木で、200年前にヨーロッパにもたらされました。ヨーロッパのベイマツは成長速度がはやく、本来のベイマツとは特性が異なります。

木の特徴

心材はピンクがかった色のものから濃い赤色をしており、黄色の辺材とは見た目が明らかに区別できます。辺材は厚さが5-10cmです。きめ(texture)は
平均的なもので、木目は柾目です。
ベイマツはレジンポケット(やにつぼ)がある場合があり、時としてそれが大きい場合があります。軟材の密度は中程度で強度は良いです。
接着剤を使った接合や鋸挽きは行いやすいですが、レジンポケットがあるため鋸の刃が
詰まる場合があります。釘打ち・ネジ打ちは行いやすいですがあらかじめ穴を開ける
必要があり、非常に裂けやすいです。

主要用途

ベイマツの主要用途はヨーロッパカラマツと類似しており、主に建設・建築に
使われます。

物理的特性/th>
密度(含水率12%の場合): 540 kg⁄m3
繊維方向全収縮率: 0.3 %
半径方向全収縮率: 4.5 %
接線方向全収縮率: 7.5 %
平衡含水率
(20°C/相対湿度37%の場合):
8.3 %
平衡含水率
(20°C/相対湿度83%の場合):
16.1 %
機械的性質
曲げ弾性率: 12500 N⁄mm2
曲げ破壊係数: 95 N⁄mm2
引張強度: 100 N⁄mm2
圧縮強度: 50 N⁄mm2
繊維垂直方向のブリネル硬さ: 20 N⁄mm2
ジャンカ硬さ: 2,5 kN
釘引抜力: 9.0 N⁄mm2
耐久性と防腐剤等処理の行い易さ(ヨーロッパ耐腐性能規格EN 350-2に基づく)
菌類: Class 3-4
(中程度の耐腐性能-僅かな耐腐性能)
乾材害虫: 侵食されにくい
シロアリ: Class S
(侵食されやすい)
T防腐剤等処理の行い易さ: 4(透水性が極めて低い)

耐久性は成木の心材に基づいています。辺材は菌類・
害虫への耐久性が無いものと考えます。