ヨーロッパカラマツ

ヨーロッパカラマツ

学名:Larix decidua

総記

ヨーロッパカラマツは中央ヨーロッパのアルプス山脈に多く生息している木で、幹はまっすぐに伸びます。高さ約40m、直径は40-70cmになります。

木の特徴

辺材は1-3cmと薄く、黄色です。心材は見た目が辺材と明らかに異なり、薄茶色から濃い赤茶色になります。色は生息地や育てられた環境などによって大きく変わります。きめ(texture)は成長する速度によって細かいものから平均的なものが多いです。
樹脂道はマツ属と同程度に発生しますが、大きさはヨーロッパカラマツの方が小さいです。
軟材は密度が中程度から高いものがあり、強度は非常に良いです。木材は乾燥していれば接着材を使った接合も容易ですが、乾燥してない場合は樹脂の割合によって難しい時があります。
鋸挽きも行いやすいですが、樹脂によって鋸の刃が詰まる場合があります。釘打ちや
ネジ打ちも行いやすいですが、あらかじめ穴を開けておく必要があります。

主要用途

ヨーロッパカラマツは大型機械を使う大工用品、外壁パネリング、屋内外用の建具、
そしてフローリングに使われます。

侵食されにくい

物理的特性
密度(含水率12%の場合): 583 kg⁄m3
繊維方向全収縮率: 0.3 %
半径方向全収縮率: 3.3 %
接線方向全収縮率: 7.8 %
平衡含水率
(20°C/相対湿度37%の場合):
8.4 %
平衡含水率
(20°C/相対湿度83%の場合):
17.1 %
機械的性質
曲げ弾性率: 13800 N⁄mm2
曲げ破壊係数: 99 N⁄mm2
引張強度: 107 N⁄mm2
圧縮強度: 55 N⁄mm2
繊維垂直方向のブリネル硬さ: 19 N⁄mm2
ジャンカ硬さ: 2,5 kN
釘引抜力: 12 N⁄mm2
耐久性と防腐剤等処理の行い易さ(ヨーロッパ耐腐性能規格EN 350-2に基づく)
菌類:

Class 3-4
(中程度の耐腐性能-僅かな耐腐性能)

乾材害虫: 侵食されにくい
シロアリ: Class S
(侵食されやすい)
防腐剤等処理の行い易さ: 4(透水性が極めて低い)

耐久性は成木の心材に基づいています。辺材は菌類・
害虫への耐久性が無いものと考えます。